八代市立種山小学校
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校内研修

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平成19年度・20年度 文部科学省指定・熊本県教育委員会指定・八代市教育委員会委嘱
小学校における英語活動等国際理解活動推進事業

 平成20年3月に、小学校新学習指導要領が告示されました。平成21・22年度の移行措置期間を経て平成23年度から完全実施されることになります。いよいよ小学校5・6年生で週1時間の外国語活動が必修化されるということで、全国の小学校においてもその準備が急がれております。

 小学校新学習指導要領には、外国語活動の目標に、「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う。」とあります。つまり、外国語を通じて、@積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てること、A日本と外国の言語や文化について体験的に理解を深めること、B外国語のもつ音声や基本的な表現に慣れ親しませること、これら3つの要素を統合しながら、コミュニケーション能力の素地を養っていくことが求められています。

 今や子どもたちの夢や希望は、日本を基盤に世界へ広がりつつあります。世界の人々とコミュニケーションを図る手段として、外国語は大きな役割を果たしていくものであると思います。

 さて、本校では平成19年度より、文部科学省の「小学校英語活動等国際理解活動推進事業に係る拠点校」の指定を受けて、英語活動に取り組んできました。

研究主題「伝え合う喜びを感じ、進んでコミュニケーションを図ろうとする子どもをめざして〜子どもたちが楽しんで取り組む英語活動を通して〜」のもとに、初年度は先進校の実践に多くを学びながら、英語活動等国際理解活動のあるべき姿をつかみ、研究の方向性を明確にしてきました。

最初のうちは英語活動に対して不安だった職員も、教材研究や授業のための資料作成、ALTとの打ち合わせなど、様々な課題に取り組むことで、いつのまにか英語に慣れ親しみ、「これなら自分にもできそうだ。」という自信が持てるようになってきました。そして、子どもたちも楽しく英語活動に参加し、自分から積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿が多く見られるようになってきました。

 本研究は、教師自身が英語活動に取り組んできた軌跡であり、ささやかな実践です。ここに研究の一端を公開し、諸先生方の御指導・御助言をいただき、今後の指針にさせていただきたいと思います。

平成20年11月7日

八代市立種山小学校  校長 村 ア 公 生