泉町は、八代市内東部に位置し、東は宮崎県臼杵郡、南は球磨郡五木村、水上村、西は東陽町、北は宇城市小川町及び下益城郡美里町に接する。広大な面積を有し、その内、山林が94%を占め、耕地は少ない。
本校校区は、泉町の西部にあり、地形は山がちで起伏に富み、その斜面を利用して茶作りが盛んである。校区中央を氷川が流れ、氷川ダムは下流の農業用水や飲料水として活用されている。また、氷川とほぼ並行して国道443号線が走り、民家は道路沿いや山腹の斜面に点在する。
本校区の下岳地区は、明治22年町村制施行の際、柿迫、栗木、椎原、仁田尾、葉木、樅木と8か村組合を組織したが、明治26年分離し、下岳村、柿迫村外6か村組合となった。後、昭和28年の町村合併促進法により、昭和29年10月1日に合併し泉村となった。また、平成17年8月に合併し八代市泉町となった。
下岳地区は、平、氷川台、和小路、中尾、定野、矢山、尾園、土生、宮の崎、井櫃、古屋敷、沢無田、広平、犬山、松の原、白木平、本屋敷に分かれている。内、宮の崎、井櫃、矢山、松の原、尾園、沢無田の6地区は現在児童はいない。世帯数は311戸、人口は924人(平成23年3月31日現在)である。
産業は、茶の生産がさかんであるが、近年は、生産量も減り専業農家は少なくなった。農業の占める割合はますます小さくなり、旧八代市、氷川町、熊本市等泉町外への会社勤め等が約7割を占め、共働き家庭も多い。平、氷川台地区には、新興住宅地が作られ町内外からの転入者により、児童数が最も多い。